■期待あおり利ざや稼ぎ
【ニューヨーク=松浦肇】鳴り物入りで上場したインターネット交流サイト(SNS)最大手、フェイスブック株の低迷が続いている。
24日の株価は33ドル(約2630円)と公募価格38ドルから13%下落。
上場から1週間となる25日も一時31.75ドルまで売り込まれた。
成長懸念が顕在化したにもかかわらず、手数料を稼ぎたい引受証券や高値で売りたい既存の株主が市場の期待をあおり、翻弄された格好だ。
ウォール街の強欲さを前に「SNSの雄」は前途多難な船出となっている。
「1週間先の(株価)動向なんて先読みできるかい?
(株式の)引き受け業務はリスクを伴うんだ」
24日朝、ニューヨーク郊外のジャージーシティーで株主総会を開いた米投資銀行ゴールドマン・サックス。
地元記者に囲まれたロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)はフェイスブック株を引き受け・販売した幹事証券団を擁護していた。
フェイスブックをはじめとするSNSは利用者のデータを活用できるのが強み。
広告主である企業にとって新たなデジタル・マーケティング媒体として期待されている。
だが、上場直前に米調査会社がフェイスブック広告の販促効果を疑問視するリポートを出したうえ、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)がバナー広告料を減らすとの報道があった。
プライバシー侵害を理由にフェイスブックの利用者がカリフォルニア州で集団訴訟も起こした。
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